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インターネット配線方式について
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投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/06/03 17:40
更新日:
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分類
技術
テクノロジー
全般
キャリア
運用・保守
投稿内容
最近自宅のインターネット回線を見直す機会があり、集合住宅でのインターネット配線方式を調べてみたのでご紹介していきます。

戸建てタイプにインターネットを利用する場合は、電柱からインターネット契約している住宅へ直接引き込んで利用するのが一般的です。

一方、マンションなど集合住宅タイプの各部屋でインターネットを利用したい場合は、電柱から集合住宅のMDFと呼ばれる共有スペースにある「スプリッタ」や「回線終端装置」などの分岐装置に接続され、インターネット契約した家庭へ分配するのが一般的です。
戸建てタイプのように直接電柱からインターネットを引くことも可能ですが、配線工事が必要になるため、住居契約上大家さんや管理会社の許可が必要な場合が多いので、新規でインターネットを引く場合はハードルが高くなります。
集合住宅の分配方式は、主に4種類の分配方式があります。

【光配線方式】
電柱から集合住宅のMDFまでを「光ファイバー」で接続し、MDFから各部屋までを「光ファイバー」で接続する方式です。
すべての回線を光ファイバーで接続しているため、通信速度が劣化することなく安定した通信が可能となります。
戸建てに光回線を引く場合もこの方式になります。


【VDSL方式】
電柱から集合住宅のMDFまでを「光ファイバー」で接続し、MDFから各部屋までを「電話線」で接続する方式です。
集合住宅に基本的に備わっている電話用設備を利用して、各部屋へ分配しています。現在多くの集合住宅で利用されています。
この方式を利用している場合、回線速度は上下とも最大100Mbpsと光方式より劣りますが、既存の設備を利用しているためコストが安くなります。


【LAN方式】
電柱から集合住宅のMDFまでを「光ファイバー」で接続し、MDFから各部屋までを「LANケーブル」で接続する方式です。
MDFに「回線終端装置」を配置し、そこから各部屋に分配されています。
通信速度は、VDSLより早いことが多いですが、回線終端装置の不具合があった場合には、自分勝手に再起動したりなど対処ができないため不便に感じます。


【CATV(ケーブルテレビ)の光ハイブリット方式】
CATV(ケーブルテレビ)の基地局から変換器までを「光ファイバー」で接続し、変換器から各家庭までを「同軸ケーブル」で接続する方式です。
テレビ用のケーブルとインターネット回線のケーブルが一体の同軸ケーブルを使用しており、CATVの配線を専用のモデムと接続するとインターネットが利用できます。
有線接続のため安定した通信は可能ですが、同じ回線にインターネット用とテレビ用が混在しているため、光回線を利用している回線より品質は悪い傾向にあります。
CATVを単体で契約すると高価になる場合がありますが、CATVを導入している物件では、インターネット利用が無料になったり、水道光熱費などとセットにすると安価にインターネットが利用できる場合があります。


住んでいる住居への分配している仕組みを知って、限られた環境で快適なインターネット環境を整備してみてはいかがでしょうか。

以上、インターネット配線方式についてでした。
参考にしていただけると幸いです。


■参考資料
https://naruhodo-wifi.com/internetworks/
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