★はじめに★
まず初めにクローニングとは何か?について説明したいと思います。
クローニングとは、パソコンの中身をまるごと複製して、他のPCに移すという作業です。
この技術がどのようなシーンで役に立つかというと、複数台あるPCに業務で必要な環境を効率的に構築するときに役に立ちます。まず、1台のPCを業務で使える状態に仕上げます。このようなPCをマスターといい、マスターに組み込まれているデータをマスターイメージと呼びます。
★クローニングの手順★
私が現場で行っていたクローニングの手順をざっくりと説明いたします。
1.手元に空のPCを用意し、LANをつなぐ。LANをつないだら、USBメモリを挿す。
※USBメモリを挿していないと、bootメニューを開けないから。
2.次に電源ボタンを押した状態で、キーを連打。
※Dell端末の場合は、F12キーを連打、HP端末の場合は、F9キーを連打。
3.boot画面が起動したら、「USB Flash Disk~」という項目があるのでそれを選択する。
4.コマンドプロンプトとメモ帳が表示されるので、コマンドプロンプト上にて「net use」コマンドを打ち、NASに接続します。
5.メモ帳から、エクスプローラーを開き、エクスプローラ画面の左側に「PC」という項目があるので、クリックすると、net useコマンドで接続したネットワークドライブが表示されます。
ネットワークドライブをクリックし、指定されたパスをたどると、wimファイルが保存されていますので、wimファイルまでのパスとファイル名をcmd上に入力することでクローニングが始まります。
※wimファイルとは、拡張子がwimのファイルで、windows imaging formatの略です。
wimファイルの詳細は、下記URLを参照ください。
.WIM - WIMファイルを開く方法? WIMファイル拡張子 (fileinfo.jp)
6.クローニングが終了したら、Rebootのバッチファイルを実行し、問題なくデスクトップ画面が表示されればクローニング成功です。