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ルーティングプロトコル「RIP」について
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投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/05/28 15:33
更新日:
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分類
技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、ルーティングプロトコル「RIP」についてご紹介していきます。

「RIP」は、ルーティングプロトコルの中で基本的なプロトコルの一つであるディスタンスベクタ型に属するプロトコルです。

【RIPの特徴】
〇ディスタンスベクタ型
 ディスタンスベクタ型の特徴は、ディスタンス(距離)とベクタ(方向)により最適なルートを選択します。各ルータが持っているルーティングテーブル情報を隣接するルータへルーティングアップデートとしてルート情報を更新します。
 定期的にルーティングアップデートでルート情報を交換していますが、デフォルトだと1台当たり30秒程度の時間がかかっており、ルータの台数が多くなるとその分コンバージェンス(ルートの学習時間)が長くなります。

メトリック
 目的までの最適ルートを表すメトリック値には、経由するルータの台数を表す「ホップ数」を採用しています。ホップ数は、15が最大値となっており、16台以上のルータが経由するような大規模なネットワーク環境においては、利用することができません。

〇バージョン
RIPには、v1とv2があり、「v1」はクラスフルプロトコルに当たるため、様々なサブネットを使用しているVLSM環境では使用できません。そのため、VLSM環境でも使用可能なクラスレスプロトコルに当たる「v2」が主に使用されています。
基本的には同じ機能ですが、v1とv2には、互換性がなくRIPを使用しているルータのすべてのバージョンを合わせる必要があります。

〇障害
 ネットワーク障害が発生した場合、ルーティングテーブルから障害発生のネットワークルートを削除する必要があります。しかし、コンバージェンスが遅いため、発生地点から遠いルータと隣接しているルータにルーティングテーブル上での差異が生じます。そのルート情報の差異でバケットがループしてしまい、データが正しく送信できない場合があります。
それを回避する機能として「スプリットホライズン」という機能が用意されているので、必要に応じて設定する必要があります。


以上、ルーティングプロトコルの種類についてでした。
参考にしていただけると幸いです。


■参考資料
https://www.n-study.com/iprouting/rip-overview/
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