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ルーティングプロトコルの種類について
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投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/05/27 18:00
更新日:
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分類
技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、ルーティングプロトコルについてご紹介していきます。

ルーティングプロトコルとは、ネットワーク上の経路情報をルータ同士が交換する際に使用する通信プロトコルです。
各ルータは、隣接するルータの情報を保持しており、その情報をルーティングプロトコルで交換し、宛先までのデータ転送の経路を記録している「ルーティングテーブル」を作成、更新します。

ルーティングプロトコルは、「EGP(Exterior Gateway Protocol)」と「IGP(Interior Gateway Protocol)」の大きく2種類に分かれます。
巨大なネットワークにおいて、インターネット上にあるルータごとのネットワークを把握することは困難です。そのため、企業や組織ごとでネットワークの集合体としてAS(自律システム)という単位でネットワークを管理します。

企業のネットワークやプロバイダなどが、このASに当てはまり、
AS同士でネットワーク経路を構成するものが「EGP」
AS内部のネットワーク経路を構成するものが「IGP」
となります。

「EGP」と「IGP」には、以下の種類のプロトコルがあります。
【EGP】
 EGP、BGP

【IGP】
 RIP、OSFP、IS-IS、IGRP、EIGRP

その中でもIGPについては、最適なルートを計算する考え方の違いでさらに「ディスタンスベクタ型」「リンクステート型」「ハイブリッド型」3種類に分けることができます。

【ディスタンスベクタ型】
お互いのルーティングテーブルの情報(NWアドレス/サブネットマスク+メトリック)を交換する方式です。交換して得られた情報から「距離」と「方向」を基に宛先のネットワークまでの最適ルートを選択します。
このプロトコルでは、ネットワークに変更がない場合でも定期的にルート情報を更新しています。
ディスタンスベクタ型にあたるものが「RIP」になります。

【リンクステート型】
各ルータがリンクステートと呼ばれているインターフェース情報を交換します。
リンクステート交換で得られた情報をデータベース化し、ネットワーク全体の構成を把握します。データベースから最も効率のいいルート計算し、選択しています。
このプロトコルでは、ネットワークに何か変更があったタイミングに更新しています。
リンクステート型にあたるものが「OSPF」「IS-IS」になります。

【ハイブリット型】
ディスタンスベクタ型を拡張したもので、リンクステート型の機能も併せ持っています。
各ルータが交換する情報は、ディスタンスベクタ型と同様ルーティングテーブルの情報(NWアドレス/サブネットマスク+メトリック)を交換しますが、定期更新ではなくネットワークの変更があった場合のみ情報を交換します。
ハイブリット型にあたるものが「EIGRP」になります。


以上、ルーティングプロトコルの種類についてでした。
参考にしていただけると幸いです。


■参考資料
https://qiita.com/miyuki_samitani/items/fa4e5f857de11c5bcd91
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