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投稿内容
UDP通信について
投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/05/26 15:45
更新日:
2
分類
技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、OSI参照モデルのトランスポート層で使用されている代表的なプロトコルUDPについてご紹介していきます。
OSI参照モデルとは、通信を行うための機能を7つの階層に分け、それぞれの役割を定めた基本的な概念です。その、第4階層にあたるトランスポート層の主な役割は、上位にあたるアプリケーション層で利用されているプロトコル間での通信を制御することです。受信したデータを対象のアプリケーションに渡すといった上位層と下位層の橋渡しを行っています。
トランスポート層で使用されている代表的なプロトコルが「TCP」と「UDP」となります。
【UDP】
UDPは、TCPと異なり通信前に疎通確認をしないコネクションレス型のプロトコルとなっています。相手の通信状態にかかわらず、コネクションの確立もなしにいきなりデータを送信します。
TCP通信は、1対1の通信となりますが、UDP通信においては、1対複数のブロードキャストやマルチキャストといった通信も可能となります。
上位層から渡されたデータにUDPヘッダを付与し、それをUDPデータグラムとして下位層へ渡します。
UDPの特徴として、「ヘッダの小ささ」「通信の速度」があります。
◯ヘッダの小ささ
データを転送する際にUDPは、TCPとは違い信頼性を確保しないため、付与する必要のある情報が少なくなります。基本的なTCPヘッダが20バイトに対して、UDPヘッダは8バイトとなります。ヘッダが小さいことから、データを多く送受信することができます。
〇通信の速度
通信における信頼性は確保はしませんが、高速にデータ転送を行うことができます。
動画の再生や音声通話などリアルタイム性を重視したデータ通信で利用されています。
※通信における信頼性・・・パケットが転送中に消失する、パケット到着順序が入れ替わるなど
TCP通信とUDP通信の違いは、以下の通りとなります。
信頼性 :TCP ⇒ 高い / UDP ⇒ 低い
通信速度 :TCP ⇒ 低速 / UDP ⇒ 高速
使用するプロトコル :TCP ⇒ HTTP、SSH、TELNET、FTPなど / UDP ⇒ DNS、NTP、DHCPなど
※TCP通信については、下記記事にまとめています。
https://miraclejob.com/recommend/detail?cd=2320
アプリケーション間でのデータ送受信では、それぞれの用途に合ったプロトコルを使用して、適切にデータを割り振っています。
以上、UDP通信についてでした。
参考にしていただけると幸いです。
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