Linuxの勉強で個人的に困るのが、同じ動作をするのにコマンドによって使用する単語が違うことです。同じ動作をするなら同じ単語にすれば覚えやすいのにと思ったことは一度や二度ではありません。
そこで、特に覚えるのに混乱した電源周りのコマンドをまとめようと思います。
□shutdown
rootユーザーのみ使用できる電源を落とすコマンド。このコマンドだけでは使用できず、「-r」や
「-h」などのオプションを合わせることでシステムの電源を管理できます。再起動や時間指定、シャットダウン前のメッセージ送信など細かい設定もできるので、使いやすいコマンドです。
□halt
「systemctl」コマンドで指定して使用します。「shutdown -h now」と動作は一緒です。システムの電源を切りますが、コンピュータ自体の電源は切られないため、別途切る必要があります。オプションを追加することで端末の電源を落とすこともできます。安全な処理で電源を落とす「shutdown」とは違い、すぐにシステムを停止したい際に使用されることが多いです。
□reboot
「systemctl」コマンドで指定して使用します。意味はそのままシステムの再起動です。「shutdown -r now」と動作は一緒です。
□poweroff
「systemctl」コマンドで指定して使用します。コンピュータの電源を落とします。
コマンドによって要求される電源の落とし方が違うので、状況によって使い分けることができます。
用途が違うのに、オプションをつけると他コマンドと同じ動作をすることができるところは未だ混乱のポイントですが、別の機会に纏めようと思います。
Linux勉強の参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
□参考資料
http://tooljp.com/windows/chigai/html/Linux/systemctl-shutdown-reboot-poweroff-halt-chigai.html