Linuxの資格を所得するためにCentOS 7で色々と触っていたのですが、初めて「sudo」コマンドを使用したときに出てくるメッセージがユニークだなと思ったので紹介いたします。
□「sudo」コマンドとは
Linuxを動かすには様々なコマンドを使用することになりますが、その中でもよく使われると思われるコマンド「sudo」は、一般ユーザーが一時的にrootユーザーの権限を使用できるコマンドです。Windowsの「管理者権限で実行する」と同じようなものだと思います。
毎回rootユーザーに切り替えることに手間がかかったり、rootユーザーで誤操作などをして取り返しがつかないミスを防ぐために使用されることが多いです。
□大いなる責任
権限が制限されているファイルを操作するには「su」コマンドでrootユーザーに変更するか「sudo」コマンドで一時的に管理者権限を得るかのどちらかになりますが、「sudo」コマンドを初めて使用するとき、以下の警告文が表示されます。
rootユーザーは絶対的な権限を持っていますので、取り返しのつかないようなミスをしてしまう可能性があります。そのため、管理者権限を得る前に一呼吸おくよう警告メッセージが表示されると思われます。
初めてこのメッセージを見たときに、今までユーザーが命令をしてシステムがそれを処理することばかりだったので、システム側から問いかけられたことにとても驚きました。しかし、このメッセージを見たとき、#1と#2は念頭に置くべきことでありますが、#3の文章はどこかで見たことがあると感じました。
そこで調べてみると、ある有名な映画が由来らしいということが分かりました(ほかにも、フランス語の「ノブレス・オブリージュ」や聖書が由来だという説もあるそうです)。こういったところからもLinuxのバックグラウンドを垣間見ることができます。
ちなみに、このメッセージは初回しか表示されませんが、もう一度見たい場は /var/db/sudo/lectured/[username] を削除すると再度表示されます。
「sudo」コマンドをやってみたことがなければ、安全な環境でやってみてはいかがでしょうか。
以上になります。
参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました
□参考資料
https://qiita.com/smile_kme/items/a124a029422d2245833c
http://var.blog.jp/archives/70193696.html