現場で働いていた際に、チーム内でたくさんのシステム用語を使っていましたので、勉強のため書き出してみようと思います。

今回は「UAT」という言葉についてです。

□UAT

UATとは、「User Acceptance Test」の略語で、「ユーザー受け入れテスト」のことを指します。ここでいう「ユーザー」とはクライアント（またはエンドユーザー）のことを指し、制作したプロダクトが実際の運用環境で運用され、クライアントの要望に沿って動いているか、リリース後に運用可能かどうかなどを、クライアント側検証をします。

この工程でなにも問題が発生しなければ、その商品はそのままクライアントに納品され、それと引き換えに報酬が支払われます。

UATは受注したシステムの開発を完了した後のクライアント側の最終チェックなので最後に行われますが、UATのスケジュール調整自体はプロジェクトの初期工程で行います。

□UATで行うテスト一覧

テスト項目はプロタクトによって様々ですが、一般的に下記の６種になります。

・機能テスト

上流工程（初期工程）やプロダクトマネージャーが決めた仕様通りにシステムの機能が動作するか検証します。

・疎通テスト

システム間の通信（リクエストとレスポンス）が問題ないかを検証します。UAT前までに実施したテストですでに検証できていることが多いです。

・性能テスト

リリースされた後、実際にユーザーが利用した際にキチンと動くか検証を行います。UATとはまた別のテストでも実施されるため、優先度は高くないことがほどんとです。

・回帰テスト

リグレッションテストや退行テストとも呼ばれ、初回仕様から変更を加えてない部分に不具合がないか検証をします。

・セキュリティテスト

悪意のあるユーザーから攻撃を受けても大丈夫かどうかの検証を行います。セキュリティテストを行う際は、必ず本番で使用するデータに影響を与えないような環境で行われます。

・ユーザビリティテスト

システムで実際に業務を行ってみたり、ユーザー目線での使用感（分かりやすい操作か、説明が理解しやすいかなど）を検証します。

以上になります。
参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。

□参考資料

https://wa3.i-3-i.info/word15920.html