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リモート環境について ~VDIとRDS~
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投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/05/10 14:40
更新日:
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分類
技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、テレワーク環境で注目されている仮想デスクトップ(VDI)とリモートデスクトップ(RDS)の違いについて、ご紹介していきます。

【仮想デスクトップ(VDI)】
〇特徴
仮想デスクトップはサーバー上デスクトップ環境をたてて、ネットワークを通じてクライアント端末から利用できるようにしたサービスのことです。
クライアント端末には処理された結果のみを画面転送という形で表示させるため、資料データやアプリケーションの情報は端末には残らず、すべてサーバー
上に存在します。
仮想デスクトップの大きな特徴は、「ユーザーごとに個別に構築された仮想マシンにアクセスする」という点です。
ユーザーはそれぞれ自分の仮想環境で業務ができるため、ほかのユーザー環境と混同することなく占有しているような感覚で使用できます。

〇メリット
・ユーザーごとに構築された仮想マシンにアクセス可能
・ユーザーごとに個々のデスクトップ環境にアクセスするため、ストレージなどリソースを効率的に使用可能
・処理結果を画面表示しているため、データは端末に残らずサーバー上に保存するため、情報漏洩の心配がなく、セキュリティに強い
・各端末でOSなどを一括管理可能なので管理コストを削減できる

〇デメリット
・ユーザーごとに仮想マシンを構築するため、構築に高度な技術が必要
・運用にあたって社内でサポート体制の整備が必要


【リモートデスクトップ(RDS)】
〇特徴
1台のサーバーに複数のユーザーが接続して同じデスクトップ環境を使用するものを指します。
ユーザー同士が同じリソースを共有するため、毎回同じ環境で業務することはできません。

〇メリット
・OSライセンスをユーザーごとに用意する必要がないため、コストが安価
・ユーザーが同一のリソースを共有するため、サーバー環境を一括管理しやすい
・CPUとメモリのオーバーヘッドが少ないため、1台のハードウェアで多くのユーザーに対応できる

〇デメリット
・1つのリソースを複数のユーザーで分け合うため、ユーザー個別の要件に対応できない
・ユーザーによるカスタマイズや設定変更、アプリのインストールができない
・リモートデスクトップの脆弱性を突くランサムウェアなどが存在するため、セキュリティリスクへの対策が十分に必要


仮想デスクトップ(VDI)とリモートデスクトップ(RDS)の違いについて、ご紹介してきました。
これらの大きな違いとして挙げられるのが、仮想デスクトップはユーザーごとに構築された仮想マシンに対してアクセスし、リモートデスクトップは1つのサーバOSを複数のユーザーで共有するという点です。
仮想デスクトップとリモートデスクトップはそれぞれ特徴が異なるため、各企業の状況にあった環境をを選択するのが重要となります。

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