本日は、マルウェアについてご紹介していきます。

マルウェア(Malicious Software)とは、PCやスマートフォンなどに感染し、悪影響を及ぼす有害なソフトウェアの総称です。一般的にコンピューターウイルスと呼ばれるものとほぼ同じ意味です。
マルウェアには、様々な種類があり、感染した場合それぞれ症状や動作が異なっています。

代表的なマルウェアを3つ紹介していきます。

【コンピュータウイルス】
プログラムに寄生して自己増殖をしながら、活動するマルウェアです。経済産業省では「第三者のプログラムやデータベースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、自己伝染機能・潜伏機能・発病機能の一つ以上有するもの」と定義しています。

【ワーム】
自身を複製して増殖をくり返し、デバイスからデバイスへ感染を広げていくマルウェアです。
ワームはウイルス同様に自己増殖しますが、宿主を必要とせず、単独で存在することが可能です。感染すると情報を盗まれたり、デバイスを遠隔操作されたりすることもあります。

【トロイの木馬】
トロイの木馬はウイルスやワームと異なり、自己増殖しないため、厳密にはウイルスではありません。無害なファイルに成り済ましてコンピュータ内部に侵入し、遠隔操作によって勝手にウイルスをダウンロードしたり、データを盗み出したりといった被害をもたらします。

マルウェアの主な感染経路は、以下になります。
・メールの添付ファイル
・ネットワーク接続
・Webサイトの閲覧・誘導
・USBなどの外部記憶媒体
・ファイル共有ソフト
・ソフト・アプリのインストール

マルウェアは、年々巧妙化・複雑化しており、セキュリティ対策をしていたとしても100％防ぐということは難しくなってきています。ですが、個人の誤操作で感染するケースが最も多いので、十分なセキュリティ意識をもってPC操作を行うことが重要となります。