今回はVMware社のソフトウェア製品である、vCenterの機能の一つ、vMotionについて記載します。

物理サーバーに仮想マシンを導入し、仮想マシンごとに物理サーバーのリソースを配分します。

それにより、仮想マシンがCPU、メモリなどが振り分けられるわけですが、

ある時に1台の物理サーバーのリソースが足りなくなってきました。

物理サーバーを新たに導入し、元々使っていたサーバーの仮想マシンを、

新しい物理サーバーに配分して、元の物理サーバーの負荷を減らすことになりました。

その際に役に立つのが、vMotionです。

例え話が長くなりましたが、vMotionはサーバーからサーバーへの仮想マシンの移動が可能なvCenterの機能です。

仮想マシンを移動する際に、仮想マシン上で動作しているアプリケーションや、OSを停止させずに、

ネットワークを通じて別の物理サーバーに、仮想マシンの電源を切ることなく移動することが可能です。

これにより、外部に提供している機能やサービスを停止することなく、作業を行うことができます。

上記で挙げたものがvMotionの主な特徴かと思います。

なお操作自体はGUIでの操作ということもあり、コマンドなど使用することがないため、誰でも簡単に操作が可能です。

以上、vMotionという機能の紹介でした。

vMotionのイメージをなんとなくでも掴んでいただければ幸いです。