今回はクラウドのモデルや需要、運用時のメリットについてのまとめになります。
そもそもクラウドコンピューティングとは、インターネットを経由して
【 サーバ・ストレージ・データベース・ネットワーク・ソフトウェア・分析・分析結果の可視化(インテリジェンス) 】
といったコンピューティングサービスを提供する事であり、この提供方法がクラウドと呼ばれている。
このクラウドコンピューティングは従量課金制の価格モデルを適用されていて使用したサービスのみ課金が行われるので、
・運用における維持費の削減
・サービス毎の使用範囲がわかることで、予算振り分け範囲の明確化
・顧客の需要に合わせたスケーリングの実行
といった各面からのコストが抑えることが可能となる。
また自社の物理環境でサービスを運用する場合、セキュリティ的な面からも提供するサービスは常に最新のものである必要がある。
そのリリースを行うには通常業務の合間でのスケジュール設定、リリース時の不具合の予測や環境毎のテスト実施といった人員・期間のリソースが割かれてしまうが、
クラウドでサービスが提供されていれば提供者による小規模パッチによる継続的なリリースが行われるので常に最新のサービスを利用する事が可能。
つまるところこのクラウドとは、本来自社で構築・用意すべきサービスやサーバなどのコンピューティング能力・ストレージを他社からネットワークを通してレンタルする事で、
そのリソースを自社にあるかの様に扱う事ができるというサービスとなる。
レンタルなので期間・費用のコストが発生するが、ユーザーへの最新サービスの提供やサービス利用時のサポート対応といったメリットが大きい。