今回はパッチについてご紹介したいと思います。
パッチとは、プログラムに脆弱性やセキュリティ上の問題が発見された際に、それらを修正するために作成されたプログラムのことです。
皆さんの持っているスマホでも行われている「アップデート」もパッチ適用しているといえます。
ほかにも「パッチファイル」、「修正プログラム」、「アップデートプログラム」とも呼ばれます。
ソフトウェアやOSなどの製品は、リリース後に問題が発見されることが多いです。問題を放置したままにしておくと場合によっては、障害の発生や情報漏洩に繋がる危険性があります。そのため、企業では定期的にパッチの更新を行い、危険を回避するように努めています。
パッチは、一般的にWebサイトなどで無償配布されており、中でもセキュリティパッチは特に多く配布されています。
一般的なパッチ適用の流れは下記のとおりです。
1.パッチの用意
まず、必要なパッチをWebなどからダウンロードしてローカルに用意します。
2.バックアップ取得
パッチをインストール後、不具合でOSが立ち上がらないなどの障害を想定して、リストア用としてあらかじめバックアップを取得します。
3.パッチ適用
パッチを当てる方法として、ファイルクリックの他に、コマンド実行、バッチファイルなどを利用して自動的に適用などがあります。
4.稼働確認
パッチ適用後、再起動を実施し正常に動作するか確認を行います。もし、何らかの不具合で正常に動作せず、早急に問題解決できない場合、事前に取得したバックアップでリストアを実施し元の状態に戻します。
情報化社会になるにつれて、企業だけでなく、各位個人としても情報管理の重要性が高まってきております。それでもなお、情報漏洩や障害などが発生しております。それらを未然に回避するために、まず自分のスマホのセキュリティ状態の把握してみてはいかがでしょうか。
以上、パッチについての紹介でした。