中でも重要そうな箇所としては、PowerShellです。
今までExchange OnlineのPowerShellログイン方法は基本認証を使用した方法が案内されています。

Exchange Online PowerShell に接続する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/exchange/exchange-online/connect-to-exchange-online-powershell/connect-to-exchange-online-powershell?view=exchange-ps

＞$Session = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri https://outlook.office365.com/powershell-liveid/ -Credential $UserCredential -Authentication Basic -AllowRedirection

-Authenticationオプションで「Basic」を指定することにより基本認証を使用しています。
これが何を表すかというと、従来のログイン方法を使用してスクリプト化をしているものは2020年10月13日を境に利用できなくなるということです。

Exchange PowerShell V2を利用することで先進認証を使用することが出来ますが、これは3月3日現在ではプレビュー版のリリースとなっており、端末にインストールが必要です。

Exchange Online PowerShell V2 モジュールを使用する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/exchange/exchange-online/exchange-online-powershell-v2/exchange-online-powershell-v2?view=exchange-ps

これは基本的に先進認証を使用する以外にコマンド体系が変化することはありませんが、従来のコマンドレットに代わるコマンドレットも用意されています。
例：Get-Mailbox → Get-EXOMailbox

インパクトの大きい破壊的変更なので、直近でExchange Onlineを導入したり運用している場合に認識しておく必要があります。