Exchange2016からExchange2019への新しい点
セキュリティ
・WindowsServerCoreサポート:外部からのアクセスの少ないWindows展開でExchangeを実行することは、攻撃にさらされやすい部分の危険が軽減されサービスを提供するコンポーネントも少ないことを意味しています。
・Exchange管理センター及びExchange管理シェルへの外部アクセスのブロック:クライアントアクセスルールを使用せずに内部ネットワークからのみExchangeを管理することができる。
パフォーマンス
・検索インフラストラクチャの強化:完全に再構築されたクラウドスケールの検索インフラストラクチャとExchangeOnlineの信頼性がExchange2019に備わっていて、この新しい検索インフラストラクチャによりこの新しい検索インフラストラクチャにより、大きなファイルのインデックスの作成、管理の合理化、検索パフォーマンスの向上を実現します。
・高速で信頼性の高いフェールオーバー:検索アーキテクチャの変更によってサーバー間のフェイルオーバーの時間が大幅に短縮され信頼性も高い。
クライアント
・予定表-転送不可:IRM展開要件のない予定表アイテムのIRMと似ていて、出席者は招待状を他の人に転送できず開催者だけが出席者を追加招待できます。
・予定表-外出中の強化:外出するときの追加オプションであり、主要なオプションには退席中/外出中を示すイベントの予定表への追加があり退席中に行われる会議をキャンセル/辞退するクイックオプションがあります。
・予定表-RemoveCalendarEventsコマンドスレッド:退職したユーザーが計画した会議を管理者がキャンセルすることができます。
・PowerShellによる代理人のアクセス許可の割り当て:Add-FolderPermissionsコマンドスレッドへの更新によって管理者は代理人のアクセス許可を割り当てることができます。
Exchange2013からExchange2019への新しい点
Exchange2019のアーキテクチャ
スケーリング、ハードウェア利用、障害分離の単純化を主要な設計目標としています。Exchange2019ではサーバーの役割をメールボックスの役割とエッジトランスポートサーバーの役割の2つに減らすことができる。
クライアント
現在Outlook Web AppはOutlook on the webと呼ばれ引き続きユーザーがほぼ全てのWebブラウザから自分のExchangeメールボックスにアクセスできるようにしています。
Office365ハイブリット
Exchange2013に組み込まれたハイブリット構成ウィザード構成されて、クラウドベースのアプリケーションになります。Exchange2019でハイブリット展開の構成を選択するとこのウィザードをダウンロードして、小規模のアプリとしてインストールするように求められます。ハイブリッド構成ウィザードの機能向上に加えて導入される管理エージェントを使うと複数のオンプレミスActiveDirectoryフォレストを1つのOffice365テナントに同期する操作が格段に容易になります。