リソース メールボックスは2種類のメールボックスがあり、会議室メールボックスと備品用メールボックスは用途に合わせて作成する。
今回は会議室メールボックスについて記載する。
会議室メールボックスは、会議室、講堂、トレーニング室など物理的な場所に割り当てられるメールボックスです。
ユーザーは会議出席依頼に会議室メールボックスを含めることによって場所を予約できる。会議室メールボックスでは招待状を承諾するか辞退するかを決めるための設定が可能なオプションを使用する。
会議室メールボックスの作成時には会議室名などの項目を設定する。
また、会議室の設定変更を以下に記載する。
代理人の予約:セクションを使用して、会議室メールボックスでの会議出席依頼の処理方法を表示または変更します。また、予約依頼の受諾または拒否が自動で行われない場合、その作業の担当者を定義する。
いずれかを選択し会議室の出席処理を設定する。
・予約の依頼を自動的に承諾または辞退する: これが選択されている場合、既存の予約とのスケジュールの競合が発生した場合、または予約の要求がリソースのスケジュール制限に違反している場合、たとえば予約期間が長すぎる場合は、会議出席依頼は自動的に辞退されます。
・[予約の依頼を承諾または拒否できる代理人を選択する]:以下の代理人リストに追加されたユーザーの1人が会議出席依頼の承諾または拒否を担当することになり、会議室メールボックスに送信されます。
そのほかの設定はプロパティにて以下に記載する。
全般
・会議室名:Exchange管理センター、組織のアドレス帳のリソースメールボックスリストに表示されます。
・電子メールアドレス:この読み取り専用ボックスには、会議室メールボックスの電子メールアドレスが表示されます。
・組織単位:この読み取り専用ボックスには、会議室メールボックスのアカウントを含む組織単位 (OU) が表示されます。ActiveDirectoryのユーザーとコンピューターを使用し、別のOUにアカウントを移動する必要があります。
・部署:このボックスを使用して、会議室が関連付けられている部署の名前を指定します。 このプロパティを使用すると、動的配布グループおよびアドレス一覧に関する受信者の条件を作成できます。
・会社:このボックスを使用して、会議室が関連付けられている会社を指定します (該当する場合)。Departmentプロパティと同じように、このプロパティを使用すると、動的配布グループおよびアドレス一覧に関する受信者の条件を作成できます。
この作成、設定の変更はPowershellにて設定も可能なので、以下を参考に行ってください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/Exchange/recipients/room-mailboxes?view=exchserver-2019