MiracleJobLogo
エンジニアのエンジニアによるエンジニアのためのサイト
News 07/19 おすすめ情報に 『 【資格取得者速報】 Aさん 「 Microsoft Security, Compliance, and Identity Fundamentals」 』 を追加しました。
会員登録するとキャリア診断やサイトに参加することができます。
あなたにおすすめな技術情報、資格、仕事などをお知らせします。

無料会員登録


パスワードを忘れた場合
LINEで送る
MiracleJobBanaLeft1
MiracleJobBanaLeft2


ややこしいIEEE規格の一覧
profile-img
投稿者: ntanakaさん
投稿日:2020/01/06 11:38
更新日:2020/01/06 12:54
like-img
分類
資格 / 技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
運用・保守
投稿内容

ややこしいIEEE規格

ネットワークを勉強していると、IEEEの規格がよく登場しますが、種類が多く紛らわしいと感じました。
 本稿では、CCNAに登場するIEEE規格を一覧にまとめてみました。

IEEE(アイトリプルイー)とは?
Institute of Electrical Electoronic Engineersの頭文字をとってIEEEと呼ばれています。
アメリカ合衆国に本部を置く電気・電子分野における世界最大の専門化組織で、主に工学分野における学会としての活動と、工業技術の標準化団体としても活動を行っています。

IEEE802.1D
IEEEにおいて、スパニングツリーアルゴリズムなどを含むIEEEのMACブリッジ規格です。
機能としては、複数のLAN同士を橋渡しする機能を定義しています。スパニングツリーとは、スイッチを、冗長性を確保するためにループ状に構築した場合に起こるブロードキャストストーム(レイヤ2ループ)
を解消するため、スイッチ間でデータのループが起きた場合に、どこかのポートを機能的にブロッキング状態にする機能です。

IEEE802.1w
IEEE802.1dで規定されているスパニングツリー(STP)の中でも、特にラピッドスパニングツリー(RSTP)について規定しています。通常のスパニングツリーでは、ポートがブロッキング状態に
なってしまった後、復旧するまでの収束(コンバージェンス)に最大50秒かかってしまう問題がありました。RSTPでは収束が1秒で完了し、瞬時に切り替えることが可能です。またSTPとの互換性もあります。

IEEE802.1s
スパニングツリーの中でも、特にマルチプルスパニングツリー(MSTP)について規定しています。MSTPは、RSTP下で動作するので、コンバージェンスタイムはRSTPと同じく高速です。また、
RSTPではVLANごとにSTPを機能させることができたのに対し、MSTPでは複数VLANをまとめたインスタンス単位でSTPを機能させることができます。

IEEE802.11
物理層及びMAC層を規定しています。無線LANの代表的な接続方式の標準となっています。

IEEE802.3
IEEE802.11が無線LAN接続を標準化しているのに対し、IEEE802.3では、有線LANの標準であるイーサネットを取り扱っています。
Bluetoothは802.15で標準化されています。

IEEE802.3ad
EtherChannelにおけるLACPを規格しています。EtherChannelとは、複数の物理ポートをグループ化してひとつの論理ポートのように扱うことで、冗長性の確保や帯域幅の増加を可能にする機能です。
EtherChannelをサポートするプロトコルには、PAgPとLLCPがありますが、PAgPはCisco独自のプロトコルで、LACPはIEEE802.3adによって標準化されています。

IEEE802.1Q
VLANの規格です。VLANには、スイッチとPCやサーバとをつなぐアクセスリンク、スイッチ同士をつなぐトランクリンクがありますが、トランクリンクの方を規定しています。
トランク接続の際に使うプロトコルには、IEEE802.1QとISLがありますが、ISLはCisco独自のプロトコルです。IEEE802.1Qは一般的にドットイチキューと略して呼ばれることが多いです。

IEEE802.1x
有線LANや無線LANにおけるユーザ認証の規格です。ユーザ認証には、IEEE802.1xに対応したRadiusサーバが使用されることが多いです。


今回紹介させていただいたのは、IEEEの規格の、ほんの一部です。特にCCNAの勉強をしていて登場したものについてまとめてみました。
資格の勉強の際に役立てていただけたら幸いです。

以上になります。ありがとうございました。


参考資料:https://www.wdic.org/w/WDIC/IEEE

http://e-words.jp/w/IEEE_802.1Q.html

https://www.itbook.info/study/rstp1.html

https://beginners-network.com/cisco-catalyst-command/instance.html

コメント


MiracleJobBanaRight1
MiracleJobBanaRight2
MiracleJobBanaRight3