【初めに】
「クラウドコンピューティング(Cloud Computing)」とは、インターネット経由で外部のコンピューターに接続する事で利用できる、オンラインサービスの総称を指します。
「クラウド(Cloud)」とは「雲」を指す英単語ですが、クラウドコンピューティングはその言葉の通りに、雲のようにインターネット上に漂うサービスにアクセスをする事で、アクセス先の場所を意識することなく、いつでもどこでも快適なサービスを活用出来る仕組みの事を指します。
従来の企業サービスでは、自社サービスを提供する場合は新たにサーバーを購入し、自社ビル内に設置して管理を行うスタイルが一般的でした。
しかし、最新機器のリリースが頻繁に行われるIT業界では、機器を毎回購入して管理するコスト面の問題や、サーバー設置場所の確保などのスペース面の問題など、企業におけるサーバーの維持管理には多くのデメリットが存在していました。
このような背景の中、クラウドコンピューティングが普及した事により、クラウド事業者のサーバーレンタルサービスを利用する企業が急増しています。
クラウド事業者が提供するサービスにはいくつかの種類が存在し、特定のソフトウェアをオンライン上で利用出来る、アプリケーション機能のみを提供するサービスや、クラウド事業者はサーバー環境のみの提供を行い、契約者自身がサーバーへの設定や導入するアプリケーションを選択出来る、プラットフォームのみを提供するサービスなど、契約者の希望に応じて契約内容が自由に選択可能となっています。
IT資源の管理コストの低減や、自然災害を視野に入れたサーバー設定場所の分散などの観点から、クラウドコンピューティングの需要は高まっており、今後も市場拡大が期待される分野の一つとなっています。
【書籍】
●クラウドコンピューティング―技術動向と企業戦略
¥1760
【終わりに】
クラウドコンピューティングはPCを使う仕事や趣味でもなくてはならないものであり
これまでもこれからも使用していくものです。
自分たちが使用するものが何なのかしっかりと知ったうえで活用をしたいと感じました。