【初めに】
「フィンテック(FinTech)」は、「金融(Finance)」と「技術(Technology)」の2つの単語を組み合わせたIT業界の造語で、名称の由来の通り、金融サービスとIT技術を掛け合わせて生み出された、新たな技術やサービスを指す言葉です。
これまでの金融サービスでは、現金による支払が一般的であったため、店舗での支払いや銀行からの振込手続きなど、支払を行うためには外出をしたり、現金を持ち歩く必要がありました。
しかし、クレジットカードやWEBマネーの情報をスマートフォンやクラウド技術と併用するなど、フィンテックの技術が普及することによって、現金を持ち歩くことなく手軽に決済が出来る仕組みが多数生み出されています。
私たち一般消費者に最も身近な例としては、スマートフォンやパソコンを使ったインターネット経由の銀行の送金サービスや、複数のクレジットカード情報を1つのアカウントで管理するサービス、銀行口座やクレジットカードの利用履歴を活用して自動で家計簿が作成出来るクラウド型の家計簿など、多くの活用事例が生まれています。
近年では、モバイルスイカやアップルペイなどのスマートフォンを利用した支払いシステムの適用事例が多くなっており、フィンテックの技術普及によって、キャッシュレスな生活スタイルが浸透していく流れとなっています。
【書籍】
●フィンテックエンジニア養成読本
¥2178
テクノロジーによる産業構造の再定義は業界を問わず起きており、今まさにフィンテックによって産業構造の転換が起きているのが金融業界です。フィンテックはさまざまな技術が関連する上に、急激な変化を迎えているため、全体像を把握することが困難です。本書ではこれからフィンテック関連の仕事に携わりたいと考える方や現役の金融業界のビジネスパーソンに向けて、最新の事例をもとにフィンテック関連技術とサービス事例を解説することで、フィンテックの全体像をつかむことを目指します。AI、オープンAPI、ブロックチェーン、クラウド、チャットボット、セキュリティ、KYC、UX/モバイルなどのフィンテックに関連するキーワードとともに、今後のフィンテック業界を占うキーパーソンへのインタビューを収録し、盛りだくさんの内容でお届けします。
【終わりに】
フィンテックという言葉は聞いたことはあったのですが、「金融(Financial)と「技術(Technology)」を組み合わせた米国発の造語とは知りませんでした。
身近な言葉でいうと「アップルペイ」などスマートフォンを使った金融サービスもフィンテックに値します。
身近なものでも色々なものがITに関係していると考えてみるととても凄いことでありがたいことだなと思っています。