Windows Server 2012 R2サーバへのセキュリティパッチを適用した際に、適用後のシステムディスク使用率が想定を大きく上回り、システムディスクを逼迫した事がありました。
今回適用したセキュリティパッチはmsn形式で、その更新プログラム配下にはcab形式で圧縮されたパッケージが収容されており、実際にはexpandしてシステム内に展開するため、msu形式でのサイズよりも大きくなるようです。
解凍したcabファイルはしばらくの間キャッシュとして残った後に、自動的に削除されます。
しかし、この時は早急に使用率を削減する必要があったため次の手順で手動削除を実施し、対応しました。
1.コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する。
2.下記コマンドを実施する。(Windows Updateサービスの停止)
net stop wuauserv
3.下記コマンドを実施する。(インストール時に使われたcabファイルの削除)
RD /s /q C:\Windows\SoftwareDistribution\Download
4.下記コマンドを実施する。(Windows Updateサービスの開始)
net start wuauserv
※3.で削除したDownloadフォルダはWindows Updateサービス起動の際に再作成されます。