<telnetの設定>
・telnetとは?
TCP/IPのネットワークに接続することでほかのコンピュータに遠隔アクセスできるようにする通信規約。
今回は以下の構成で設定します。(PC側の設定は既にされているとします)
・手順
①>enable 特権EXECモードに入る。
②# configure terminal グローバルコンフィギュレーションモードに入る。
③ (config)#interface <gigabitethernet 0/1> gigabitethernet0/1のインターフェイスコンフィギュレーションモードに入る。
④ (config-if)#switchport 物理インターフェイスをL2(データリンク層)にする。スイッチでは、
ボックス型だとデフォルトでL2に設定されているのでこの手順は要らない。シャーシ型の一部ではデフォ
ルトでL3に設定されているので、このコマンドでL2に設定する。L2でないとVLANを割り当てられない。
③(config-if) #switchport mode access インターフェイスをアクセスポートに設定できる。アクセスポートとは、1つのVLANのみに所属するスイッチポート。通常、ホストやサーバを接続するポートはアクセスポート。また、複数のVLANに所属するポートはトランクポートという。
④(config-if)#switchport access vlan 10 アクセスポートにVLAN10を割り当てる。(このコマンド後にno shutdownコマンドで設定を有効化する。)
⑤(config-if)#exit 一度グローバルコンフィギュレーションモードに戻る。
⑥(config)#interface vlan 10 VLAN10のインターフェイスコンフィギュレーションモードへ行く。
⑦(config-if)#ip address 172.16.1.1 255.255.255.0 VLAN10にIPアドレスを振る。構成ではプレフィックス長が/24なので、サブネットマスクは255.255.255.0となる。(設定後にno shutdownする)
⑧(config)#line vty 0 4 exitでグローバルコンフィギュレーションモードに戻り、このコマンドを使ってvty0 4のラインコンフィギュレーションモードに入る。構成では、仮想ポート0-4の5つのポートでtelnet接続するようになっている。
⑨(config-line)#password <password> telnetでログインするためのパスワードを設定する。
⑩#show running-config exitを2回打って特権EXECモードに戻り、show runnning-configコマンドで、これまで設定したコマンドが有効になっているかどうかを確認する。
⑪PC側のTera Termから、スイッチにtelnet接続できるかどうかを確認する。
telnet接続は、通信が暗号化されないため、SSHを利用することが多いようです。SSHの設定もtelnetに
類似している手順が多いです。telnetの設定は、CCNAの試験で出題される可能性もありますので、参考に
していただけると幸いです。
以上、ありがとうございました。
参考資料:https://beginners-network.com/ccna_command_switch_telnet.html
https://www.infraexpert.com/study/tcpip19.html
https://beginners-network.com/cisco-catalyst-command/switchport.html